ブナセムさんの、気になる事たち

小笠原諸島、世界遺産登録から5年 外来種の脅威で固有種ピンチに \(>_<)/

皆さんは、5年前に世界遺産に登録された「小笠原諸島」をご存知の方も多いかと思います。^^

小笠原諸島(おがさわらしょとう)は、東京の南南東約1,000kmの太平洋上にある30余の島々から
成り立っています。
小笠原諸島を構成する島々はこれまで一度も大陸や大きな島と陸続きになったことがない大洋島で、
亜熱帯の気候の中で独自の生態系が育まれてきた独自の進化を遂げた動植物の固有種が豊かなことが
評価されたところでもあるのです。

が、外来種の侵入などで固有種が減ってきており、ユネスコから現状報告を求められる時期も近く、
さらに悪化すれば「危機遺産」になる恐れもあり、環境省は外来種対策など新たな管理計画づくりを
始めるようです。


小笠原諸島の「固有種」、なかでも在来の陸産貝類(カタツムリ)は100種を超え、
その95%が固有種で、進化の歴史もわかることが遺産登録の大きな理由となりましたが、
その価値が今、人の行き来にともなって入り込んだ外来種の脅威にさらされると云う、
皮肉な事態に陥っています。(;_;) 

天敵はヒルのような外見の外来(肉食性)プラナリア
(ニューギニアヤリガタリクウズムシ:1990年代に父島に侵入。ニューギニアの原産種、
1970年代にグアム島などに侵入し、その後1990年には沖縄に侵入したことが確認され、
1990年代前半に父島で確認された後、島内で急速に分布を拡大させていったようです。
これは沖縄から移入された樹木にニューギニアヤリガタリクウズムシが付着していたために
父島へ侵入したとの説が唱えられています)やネズミ。

プラナリアは生息域を広げ、父島ではオガサワラオカモノアラガイが絶滅、
カタマイマイは一部地域を除き消え、兄島でもクマネズミに食べられカタマイマイが減っています。


その他、昆虫類に壊滅的な被害を及ぼしているグリーンアノール(別名、アメリカカメレオン 
イグアナっぽい風貌です)、戦後のアメリカ統治下であった1960年代、父島に中南米原産の
グリーンアノールが持ち込まれた。
どのようにして父島にグリーンアノールがやってきたのかははっきりしていませんが、
グアム島からの物資に紛れ込んできたとの説が唱えられています。

そして小笠原群島の森林に勢力を急速に広げているアカギ、(コミカンソウ科
(従来の分類ではトウダイグサ科に入れる)の常緑高木である。
樹木の材が赤みを帯びていることに由来、薪炭材として利用するために移植されたものであり、
固有種からなる在来の植生を駆逐することが懸念されています)等々。(−。−)


 ネズミ対策に関しては環境省は島々に殺鼠剤(さっそざい)を散布しましたが、
大半の島で数カ月から数年たつとまたみつかると云う状態。
「地形が複雑な島のあちこちに広がり根絶は難しい」とは環境省小笠原自然保護官事務所の
尼子直輝さんの談。
しかも殺鼠剤を、絶滅が危惧される固有種のアカガシラカラスバトやメグロが食べてしまう
恐れがあるそうで、スムーズには進んでいないようです。

 何かをたたけば別の影響が出る、外来種対策は本当に「もぐらたたき」ですね。
固有種の植物を食べてしまう野ヤギは約20年で7218頭捕り、父島以外では根絶しました。

ヤギ被害がなくなって固有植物が増えた島がある一方で、兄島では外来植物のギンネム
(ネムノキにそっくり、花が白い)やモクマオウ(葉っぱが、松やスギナに似ている常緑高木)
も増えてしまっているようです。



こうしてみると、外来種の侵入は単に観光客や入植者だけが原因ではなく、過去にアメリカの

統治下にあった時に持ち込まれたものが繁殖してしまったり、移入した植物に付いて来た者が

繁殖したり・・・。で、何だか取り返しのつかない事になって来ているように思いました。

そりゃぁ、今のご時勢、どんな辺境の地にだって人の行き来はある訳で、残念ではあっても

人の世の必然とも言えはしないかなぁ?と。

しかし、それのみ受け入れてしまえば小笠原の「世界遺産」としての価値が・・・。


う〜ん、どうしたもんでしょう?(〜_〜;)起こしてしまった事は仕方がないとして、今のところ
「もぐらたたき」を続けるしか無いのかも知れませんね。皆さんはどう思われますか?^^;

と、言う訳で、結論を言えないままですが、今日のセムさんはこの辺で。^^/
スポンサードリンク スポンサードリンク
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。